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上記の内容をご覧くださった方は、筋肉の大切さを少しご理解いただけたと思います。
筋肉が最もエネルギーを使い、何もしなければ脂肪よりも真っ先に落ちていくのも筋肉ということがわかれば
食事制限だけで脂肪を減らそうというダイエットの考え方ではいけない!と思い始めてきましたか?
『脂質の消費をしてくれる筋肉を増やす。少しでも増やす』
ということによって代謝を上げることが健康のためのダイエットには必要と言えます。
単純に考えると
摂取エネルギー > 消費エネルギ = 肥満
「カロリーを減らしていけば痩せる」
という考えです。
「運動をして総エネルギーを消費するための時間や労力を考えたら食事を減らした方が手っ取り早いし楽である」
と摂取エネルギーを減らすことに目が行ってしまいます。
しかし、食事制限だけのダイエットは思い通りに脂肪を落とすことができても同時に筋肉を落とすという問題が
あることを覚えておいて欲しいです。
食事制限だけのダイエットがなぜ問題?
筋肉が減る=基礎代謝が減る
基礎代謝の役割
運動の2倍のエネルギーを消費する
「筋肉を減らすダイエットは代謝の低い体を作り出している」という事
=「痩せにくい体にわざわざしてしまっている」ということになります。
なぜ筋肉が減るのか?
- 食事を厳しく制限すると血糖値が下がる
- 血糖値が下がると血糖値を上げようとするホルモンが分泌される
- 2のお陰で糖質が補給される
- 補給される場所 → 筋肉、肝臓
- 筋肉の中のたんぱく質を分解してエネルギーを補給=筋肉がエネルギーの材料となる
このことから、おわかりいただけたでしょうか?
食事制限をしてエネルギーが足りなくなると最もエネルギーを使う筋肉を減らして生活できるようにしているのです。
さらに厳しい食事制限を行うと筋肉のエネルギーだけでは足りなくなり、骨を分解してエネルギーにしていきます。
人間の体は実に神秘的です。
生命維持のために自分の意志とは関係なく体を守ろうとするようにできているため、筋肉や骨を分解して生きようとするのです。
閉経になり骨密度が低下し始めた時に、「若い頃無謀なダイエットをやっていたのが原因で骨密度の低下が進行してしまった」
というのはこのようなことが原因の一つとしてあげられます。
厳しい食事制限のダイエットは体にとって大事なものまでも壊してしまう事になりかねません。
例えば食事制限だけで6kgのダイエットをしたとします・・・
減ったのは
- 3kgの脂肪
- 3kgの筋肉
脂肪と筋肉は半々の割合で減っていきます。
単に体重が減ったことよりも、いちばんエネルギーを使う筋肉を3kg減らしてしまったことが問題なのです。
リバウンドとは?
そのまま食事制限だけのダイエットを続けていくといつかは体重が減らなくなります。
筋肉が減った分、代謝が低下し逆に太ってしまう可能性もあります。
これがリバウンドと言います。
永遠と食事を減らしていけばと考えてもある一定の食事量より減らすことはとても困難です。
また、モチベーションが切れて食事の量が少しずつ増えていくと間違いなくリバウンドが起きると言って良いでしょう。
なぜなら筋肉が少なくなり、エネルギーを消費しない体になっているわけですから、食事量が増えれば当然増えていきます。
しかも、増える分はほとんどが脂肪です。
健康的なダイエット
- リバウンドをしない
- 食べても太らない
というのが理想です。
エネルギーの足し算引き算をしながらダイエットをすると考えた場合
- 食事だけ
- 運動だけ
- 食事と運動の両方
筋肉が一番エネルギーを使ってくれることを考えれば答えは3ですね。
せっかくやるなら無理なく続けられるダイエットをしたいと思いませんか?
参考文献「一生太らない体の作り方」