仲間がいたほうが良い
なぜ、私が仲間づくりをしているのかというと、
現場の経験から、強くそう思うのです。
ほとんどの人が癌や病気になる事よりも認知症になることを恐れています。
なぜなのか?
わからなくなってしまう自分は嫌。
周囲の人に迷惑がかかるから。
「孤独」は認知症や死亡のリスクが高い
と言われています。
実際に孤独を感じる時。
- 定年退職など社会から孤立した時
- 子供が巣立った時
- 配偶者が旅立った時
私は職業柄、不特定多数の人と接しています。
年齢層は30歳〜80歳と、かなり幅が広いです。
様々な人間ドラマがあり、貴重な経験をさせていただいてます。
高齢者の指導現場
ご家族が心配して運動をさせようと付き添って来られます。
ご本人は全くやる気がなく、仕方なく通っている雰囲気なのです。
私の仕事は安全に運動をしていただくことの他に、
参加者同士でコミュニケーションが取れるように
繋ぐ事も重要な役割です。
参加者の様子は、会話もなく、笑顔もありません。
しかし、回数を重ねていくとだんだん打ち解けて、
ご挨拶するようになり、行き帰りも一緒にするようにまでなりました。
そうなると、台風が来ても雪が降っても休まずに
通って来るようになっています。
タクシーに乗って…(笑)
始めのうちはポツン!と孤独だったのが、
数か月後には、会話が弾んでいます。
痛々しかった体の状態も緩和されて、
通い始めた頃よりお元気な様子です。
活動量が増え、ちぐはぐだった会話が
キャッチボールができるようになっています。
ひとりで運動をしていたらどうだろうか?
このような結果になっていないと思うのです。
お互いに励ましあい、共感できる仲間づくり!
見ていてほほえましいです。
私の周りも仲間でいっぱいにしたいと思うのです。